子どもは好奇心の塊 「楽しい、できた、分かった」が やる気を育てる

子どもは好奇心の塊
「楽しい、できた、分かった」が
やる気を育てる

 子どもは“好奇心の塊”です。好奇心が活発になっている姿をよく見ると、驚くほどにキラキラとまぶしい目で楽しんでいるのが分かります。見るもの触るものが全て珍しく、「これはなんだろう」と頭の中をフル回転させて考えている様子をほほえましく感じるお母さんも多いでしょう。

「これは何?」と疑問を抱き、「触りたい、確かめたい」と思うことが“やる気”の元になります。そして実際に確かめ、吟味する作業が集中力を育てるのです。この“好奇心→やる気→集中力”の繰り返しが、子どもの学ぶ力をどんどん高めます。0・1・2歳では、このサイクルを十分に繰り返しておくことが大切。子どもが興味を持ったことは、どんどん体験させてあげましょう。

後片づけが大変、時間がないなど、お母さんにも都合がありますね。ついつい「ダメ!」と制止しがち。けれど、無条件で叱っていいのは“危険なとき”だけ。それも「ダメ!」ではなく、「痛いよ」「熱いよ」と、具体的にはっきりと伝えましょう。子どもは具体的に言われることで理解を深めるでしょう。危険なとき以外は、できるだけおおらかな気持ちで見守ってあげてください。

子どもがすることには必ず意味があり、全てが成長の大切な過程です。「ダメ!」と言いたくなったら、まず「できたね」と新しい体験を認めてあげてください。子どもにとって、小さな「できた」は成長の証。お母さんの「できたね」の言葉がけで成長を助け、どんどんやる気を育てましょう。

著者むらたますみ
キッズコーチングシニアトレーナー
監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長

子育て・教育

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