子どものイヤイヤにはまず「嫌なのね」と言うと切り替えが早くなる

「子どもがすぐにイヤイヤ言って困る」というお母さんは多いですね。特に、イヤイヤ期と呼ばれる2歳ごろや、気持ちのコントロールを覚え始める4歳ごろに、イヤイヤが強く出がち。その度にうんざりして強い口調で「イヤイヤ言わない!」と言ってしまう前に、試してみてほしいことがあります。それは、イヤイヤが始まったときに何よりもまず先に「嫌なのね」と同意してあげることです。

イヤイヤは心の成長に欠かせない大切な過程とはいえ、毎日続くとお母さんも疲れますね。お母さんを困らせているのは子どもが嫌だと思っている気持ちではなく、その結果引き起こされる行動です。「嫌って言わないで!」と気持ちを否定すると、子どもは気持ちを持っていく場所がなくなり、余計にイヤイヤ言うという結果になります。

まず先に「嫌なのね」と言うことで「あなたの気持ちは分かっているよ」と、示してあげてください。お母さんが分かってくれたと思えば、子どもは少し落ち着きを取り戻せます。その上で、こちらの要望を改めて伝えましょう。「でもちょっと静かに座っててほしいな」「今はお母さんに協力してほしいな」など、してほしいことを肯定文で伝えてください。子どもはお母さんの気持ちを理解して、行動に移すことができます。

イヤイヤが長く続くと、お母さんも辛いもの。ぜひ、「嫌なのね」で子どもの気持ちを受け入れて、行動を導く言葉をかけましょう。親子ともにストレスなく過ごせるようになりますよ。

著者むらたますみ
キッズコーチングマネジャー
監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長
HPキッズコーチングマネジャー
https://momsknack.com/

子育て・教育

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1.  和歌山県の温泉といえば、白浜温泉、川湯温泉などをイメージしがち…。いやいや、和歌山市内にも穴場の名…
  2. リビング和歌山11月16日号「デジタル時代だからこそ 手書きに思いを込めて」
     年末といえば、クリスマスカードに年賀状、今年は手書きで思いを伝えませんか。若い世代に注目を集める…
  3. “遺言”と聞くと、“老後になってから”と考える人が多いのでは。しかし、遺言は生前対策の一つとして、…
  4. リビング和歌山11月2日号「夜空を鮮やかに彩る伝統美県下唯一の花火製造会社」
     和歌山県のものづくり企業にスポットを当てたシリーズ、「すごいぞ! 和歌山の底力」。今回は、花火作…
  5. リビング和歌山10月26日号「和歌山県、旬の魚を訪ねて漁港巡り ふんわり美味な「わかしらす」」
     「さかなをたべよう!」キャンペーンを今年展開している全国のリビング新聞ネットワーク。今号は、和歌…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2024/11/21

    2024年11月23日号
  2. 2024/11/14

    2024年11月16日号
  3. 2024/11/7

    2024年11月9日号
  4. 2024/10/31

    2024年11月2日号
  5. 2024/10/24

    2024年10月26日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る