住めば都⁉ 現状肯定が多数
建設会社「大東建託」の賃貸未来研究所が、全国規模で居住満足度調査を実施。居住している街を評価する「いい部屋ネット街の住みここちランキング2020」と「住みたい街ランキング2020」を公表しました。
両ランキングの「和歌山県版」で、「街の住みここち」の1位に選ばれたのは岩出市。宗健・賃貸未来研究所長は、「和歌山市や大阪都市圏への交通アクセスに恵まれた町」と分析。居住者からも、「和歌山市内にも大阪にも行きやすい場所で、買い物する場所も多くあり便利」「自然豊かで買い物施設も充実している」などといったコメントが寄せられています。
次いで2位に選ばれたのは和歌山市で、居住者コメントは、「田舎すぎず、のどかで自然を感じられる地域でありながら、高速ICや国道へのアクセスが良く便利」など。3位はかつらぎ町で、「田舎ならではののどかさ、自然の豊かさ、人の親しみやすさがある」「子どもの医療費が無料」など。さらに要素別のランキングで、「生活利便性」「親しみやすさ」で岩出市、「静かさ治安」「物価」でかつらぎ町、「自然・観光」で串本町が1位に選ばれています。
一方で、「住みたい街」の1位は和歌山市(街の住みここち2位)、2位は白浜町(同5位)、3位は同率順位で岩出市(同1位)、田辺市(同4位)、御坊市(同非公表)という結果。しかし、58.1%が「住みたい街は特にない」、20.5%が「今住んでいる街に住み続けたい」と、“現状肯定派”が多く、皆さん“住めば都”のようで…。
ちなみに上位にランクインした市町の2020年の基準地価は、坪単価平均で和歌山市30万2142円、岩出市13万9100円、田辺市13万3950円、白浜町12万1652円、御坊市9万7906円、かつらぎ町7万8955円です。今後の土地探しの参考に!
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