夏の高校野球 視聴率で分かる法則とは!?
連日熱戦が繰り広げられている全国高校野球選手権大会。今年は第100回記念大会だからと、特別なことがめじろ押しだ。レジェンドプレーヤーの始球式に、大優勝旗の新調、参加校の拡大など、高野連も気合が入っている。これは数字も期待できるはず、と過去20年の決勝戦の視聴率を調べてみた。最も高かったのは、1998年の27.7%。松坂大輔を擁した横浜高校が優勝した年だ。続いて、2006年の26.7%。あのマー君と、ハンカチ王子が死闘を繰り広げた年だった。ただ、この2006年以降、視聴率は低迷し、10%前後にとどまっていた。そんな中で、再び高校野球ブームが。「アメトーーーク!」(ABC系)などで高校野球がバラエティー豊かに取り上げられ、ファン層が拡大したのだ。その影響か、2015年には、決勝戦が平日なのに20.2%の高視聴率。この時は、準決勝で清宮幸太郎の早実が負け、注目度が高まっていた。つまり20%超えの陰には、注目選手の活躍が大きい、というところか。虎の某球団も少しは見習って、注目選手が活躍して、成績もあげてほしいものだ。
※次回は8月25日号に掲載
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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