和歌山市保健所だよりvol.27
自覚症状がないときこそ
がん検診を受けるタイミング

日本人の2人に1人が生涯で一度はかかるといわれている「がん」。死因の第1位となっており、和歌山市でも年間約1200人が亡くなられています。

がんの死亡率を下げるために有効なのが、「がん検診」です。症状がないときに定期的に受けることで、がんの早期発見につながります。

“数年前に受診して異常なしだったから心配ない”“自覚症状がないから大丈夫”というような言葉をよく耳にしますが、それは正しくはありません。がんは検診で発見できるようになるまで、ゆっくりと時間をかけて大きくなり、自覚症状が現れるころになると、進行スピードがどんどん速くなります。進行した状態でがんが発見されると、治療の際の身体的・精神的負担、また経済的負担も大きくなります。

自覚症状がないときこそが、検診を受けるタイミング。環境がめまぐるしく変化している今、自身や家族の健康について考えてみましょう。

新型コロナウイルス感染症の影響で受診を控える傾向があるといわれています。自覚症状が現れにくく、症状が出るころには進行している、そんな病気は少なくありません。「がん」もその一つです。だからこそ、定期的な検診で健康状態をチェックしましょう。

ただし、風邪症状がみられる場合は検診を延期するなど、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に協力願います。

がん検診に関する詳細は、和歌山市保健所地域保健課073(488)5121まで連絡をください。

(和歌山市保健所地域保健課)

名称和歌山市保健所地域保健課
電話番号073(488)5121
住所和歌山市吹上5-2-15
営業時間午前8時半~午後5時15分
休日土・日曜、祝日、年末年始

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