和歌山市保健所だよりvol.26
がん予防の基本
生活習慣病のチェックが大切
- 2020/12/28
- みんなの健康
- 和歌山市保健所だより
生活習慣病とは、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」のことを指します。例えば、がん、循環器疾患、糖尿病、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)などが挙げられます。
生活習慣病は、医療費の約3割、死亡者数の約6割を占めており、バランスの取れた食生活、適度な運動習慣により、生活習慣病を予防することは健康を守るためにとても重要です。
「特定健康診査(特定健診)」や「がん検診」は、自身の健康状態を定期的に確認することができる方法の一つです。
特定健診は、40歳以上の人を対象に、メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)に着目した健診です。まだ受診していない人は、加入している医療保険者へ問い合わせてください。
がん検診は、職場や市町村の制度を利用して受診することが可能です。がんは初期症状がなく、自分の気付かないうちに体の中で大きくなり、症状が現れたときには、病状が進行していることが少なくありません。“特に自覚症状がなく健康である”ときこそ、検診を受けるタイミングです。自分自身の健康のためにも、家族など身近にいる大切な人たちのためにも受診しませんか。
今、新型コロナウイルス感染症の影響で、受診を控えている人もいるかと思います。がんを含め、自覚症状が現れにくく、症状が出るころには進行している、そんな病気は少なくありません。だからこそ定期的な検診で、健康状態をチェックしましょう。ただし、風邪症状がみられる場合は、検診を延期するなど、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止への協力をお願いします。
(和歌山市保健所地域保健課)
名称 | 和歌山市保健所地域保健課 |
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電話番号 | 073(488)5121 |
住所 | 和歌山市吹上5-2-15 |
営業時間 | 午前8時半~午後5時15分 |
休日 | 土・日曜、祝日、年末年始 |
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