和歌山市保健所だよりvol.25
簡単、便を取って提出するだけ
大腸がん検査を知ろう !
- 2020/11/19
- みんなの健康
- 和歌山市保健所だより
和歌山市は、職場などで受診する機会がない人を対象に、胃がん・肺がん・大腸がん・子宮頸がん・乳がんの5つのがん検診を実施しています。これらの検診は、定期的に受診することで死亡率が減少する、という科学的根拠が証明されています。今回は、大腸がん検診について説明します。
和歌山市の大腸がん検診は「便潜血検査(2日法)」です。2回分の便を採取し、便に血が混じっていないかを検査する方法です。検診は健康で無症状の人を対象としています。簡単で体に負担のない方法であることが重要なため、市が実施する大腸がん検診は、便潜血検査となっています。検診結果で「要精密検査」となった場合は、大腸内視鏡検査を受ける必要があります。出血の原因を見つけ、適切に治療することが必要だからです。
2018(平成30)年に、和歌山市で大腸がんが原因で死亡した人は153人で、死亡率は全国より高い状況です。精密検査を受診する人の割合は低く、4割程度にとどまります。
早期がんは症状がほとんどありませんが、便潜血検査によって見つかる場合もあります。「これくらいなら大丈夫」と自分自身で判断せず、体に起こっている異変について、きちんと調べておくことが大切です。
便潜血検査は、便をとって提出するだけです。自分の体をチェックする第一歩として、年に1回は便潜血検査を受けましょう。
ただし、かぜ症状がみられる場合は検診を延期するなど、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に協力を願います。
がん検診に関する詳しいことは、和歌山市保健所地域保健課073(488)5121まで連絡ください。(和歌山市保健所地域保健課)
名称 | 和歌山市保健所地域保健課 |
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電話番号 | 073(488)5121 |
住所 | 和歌山市吹上5-2-15 |
営業時間 | 午前8時半~午後5時15分 |
休日 | 土・日曜、祝日、年末年始 |
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