和歌山市を舞台に描かれる やさしい恋の話 映画「ちょき」公開

top3

和歌山県民必見の映画が続々公開した今秋。11月19日からは、「ちょき」が公開。じゃんじゃん横丁や和歌浦天満宮など、心温まる感動のストーリーとともに、なじみ深い風景がスクリーンに広がります。

オール和歌山市ロケ
地元の魅力をスクリーンで

和歌山市内ですべての撮影が行われた映画「ちょき」が11月19日(土)、いよいよ公開されます。盲目の少女と美容師の恋を描いた、温かなヒューマンラブストーリーです。

同映画は、「和歌山市フィルムコミッション」が誘致。和歌山市の魅力の発信と知名度の向上、経済の活性化を目指して設けられた、和歌山市ロケ誘致支援補助金の対象作品です。今年9月に公開された「真田十勇士」に続いて2作目。

レトロな雰囲気が漂うじゃんじゃん横丁をはじめ、和歌浦天満宮、磯ノ浦海水浴場、和歌山マリーナシティ・ポルトヨーロッパ、和歌山県立盲学校など、和歌山市民にとってなじみ深い場所がロケ地として使用されました。方言で話される会話シーンなど、全編和歌山らしさが表れた映画に仕上がっています。

監督は、「ゆるせない、逢いたい」(平成25年)で長編映画デビューを飾った、映画界期待の新鋭・金井純一さん。主演は、「アイアムアヒーロー」などの話題作に多数出演する実力派・吉沢悠(ひさし)さん、透明感あふれる新星・増田璃子さん。

監督と主演2人に対するリビング和歌山独占インタビューや上映・舞台挨拶情報、リビング特別鑑賞券販売などについて、詳しくは下記へ。

映画館で、和歌山の魅力を再発見

「ちょき」監督、主演の2人に
スペシャルインタビュー!

和歌山リビング新聞社(映画「ちょき」特別協賛)で撮影

和歌山リビング新聞社(映画「ちょき」特別協賛)で撮影


「ちょき」監督の金井純一さん、主演の増田璃子さん、吉沢悠さんが来社。独占インタビューを行いました。

―ちょきのストーリーは、監督自身が和歌山を訪れ、触れた町や人に刺激を受けて生まれたそうですね。

金井「盲目の少女という設定は、頭の片隅にあったんですが、僕自身が和歌山に来て感じた、地元の人たちのやさしい空気感を映画に反映したかったんです。増田さんや吉沢さんたち役者さんのおかげもあり、目指していた〝登場人物が本当に存在するような雰囲気〞を随所に出せたと思います」
20161119top02
吉沢「監督は、もともと主にドキュメンタリーを撮っていた人。作品にも人間味が感じられて、共感できました」

―撮影中、苦労した点は。

金井「撮影期間が12日と短かったんですが、天気が変わりやすい時期で…。晴れていても急に曇ってくることがあったので調整が必要でした。でも、そんなに大きなダメージはなく、要所要所で和歌山の美しい景色を撮ることができました」

―盲目の少女という難しい役を演じた増田さん、プレッシャーはありましたか。
20161119top03
増田「最初は、私にできるかどうか不安でした。撮影前に和歌山の全盲の女の子と話す機会があり、あまり気負わずに演技に挑むことができました」

やさしく温かな空気を味わって

―気に入っているシーンは?

吉沢「二人で海に行くシーンかな。直人の繊細な感情の機微が表れている印象的な場面です」
20161119top04
金井「二人それぞれが泣くシーン。特に天満宮でのシーンは、景色の美しさはもちろん、この作品に欠かせない〝真実味〞のある場面で気に入っています」

―読者に向けてメッセージを。

吉沢「監督の作品のやさしい世界観が、和歌山を舞台に撮ることでより温かなものに。じゃんじゃん横丁に行けば、実際に登場人物に会えるような感覚を、ぜひ地元の人たちにも味わってほしい」

増田「じゃんじゃん横丁のアットホームな空気を感じてください。あと、ちゃんと和歌山弁を使えているか不安なので、県民の皆さんに観てチェックしていただきたいです!」

金井「和歌山の美しく多彩なロケーションと、地元の人や町から着想を得て生まれた登場人物たちに注目してほしい。観るたび発見があると思うので、ぜひ何度も観てください」

映画は、11月19日(土)から和歌山県の映画館で先行上映を開始。和歌山リビング新聞社では、「リビング特別鑑賞券」(1300円)を販売しています(下記参照)。

和歌山先行公開に伴い、監督らが
ロケ地となったじゃんじゃん横丁を再訪問

監督と出演者へ、尾花正啓市長による花束贈呈の様子

監督と出演者へ、尾花正啓市長による花束贈呈の様子


10月24日、金井監督、増田さん、吉沢さんが、映画のPRのために再び和歌山・じゃんじゃん横丁へ。劇中に登場する美容室「HATANO」の撮影場所として使われたネイルサロン「青空とんび」(和歌山市島崎町)を訪問。和歌山市長の尾花正啓さんが「おかえりなさい」と3人を出迎え、メッセージと花束を贈呈しました。一足早く試写会で映画を鑑賞したという尾花市長は、「感動しました。和歌山の良さを再発見できる映画。ストーリーも含め、本当にすばらしい作品です。和歌山県民は皆、上映を楽しみにしています」とコメント。金井監督は「じゃんじゃん横丁の皆さんをはじめ、たくさんの和歌山の人が映画作りに協力してくれました。映画を携えて帰って来ることができて、うれしい」と話しました。
20161119top06
記者会見後、「和歌山映画ちょき応援隊SP発足記念パーティー」がホテルアバローム紀の国(和歌山市湊通丁)で行われました。映画をサポートする「ちょき応援隊SP」の発足を記念したパーティー。司会を務めたのは、同映画に出演もしているフリーアナウンサーの宇和千夏さん。同じく映画に出演している、和歌山市出身のモデル・本谷紗己さんのメッセージ動画の上映や、金井監督、増田さん、吉沢さん、スターダストピクチャーズ・プロデューサーの加藤伸崇さんらによるトークが実施され、撮影の裏話などが語られました。

Ⓒ 2016「ちょき」フィルムパートナーズ

Ⓒ 2016「ちょき」フィルムパートナーズ

ちょき
11月19日(土)和歌山先行公開

【監督】金井純一
【出演】増田璃子/吉沢悠/藤井武美/和泉ちぬ/ほか

自然豊かな和歌山市の小さな商店街にある美容室「HATANO」で美容師として働く波多野直人。妻の京子は、書道教室の生徒・サキをわが子のようにかわいがっていました。10年後、直人のもとに1本の電話が。かけてきたのは、ある事件以来会っていなかったサキでした。再会したサキは完全に視力を失っていて…。

リビング特別鑑賞券を販売

「ちょき」のリビング特別鑑賞券(1300円)を、和歌山リビング新聞社(和歌山市小野町1-18サンケイ丸の内ビル2階)で販売中(午前9時半~午後6時半)。上映期間内、下記劇場で鑑賞できます。この機会にぜひお買い求めください。

【上映劇場】
イオンシネマ和歌山
ジストシネマ和歌山・御坊・田辺・南紀

公開初日の19日、監督、主演の2人に加え、音楽・主題歌を担当したおおはた雄一さんが、舞台挨拶を行います。ジストシネマ和歌山(和歌山市松江)で午後0時25分からの回、イオンシネマ和歌山(和歌山市中)で午後1時からの回(各回上映終了後、予定枚数に達し次第チケットの販売は終了)。

問い合わせ

ジストシネマ和歌山 073(480)5800
イオンシネマ和歌山 073(456)5055

フロント特集

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1.  和歌山県の温泉といえば、白浜温泉、川湯温泉などをイメージしがち…。いやいや、和歌山市内にも穴場の名…
  2. リビング和歌山11月16日号「デジタル時代だからこそ 手書きに思いを込めて」
     年末といえば、クリスマスカードに年賀状、今年は手書きで思いを伝えませんか。若い世代に注目を集める…
  3. “遺言”と聞くと、“老後になってから”と考える人が多いのでは。しかし、遺言は生前対策の一つとして、…
  4. リビング和歌山11月2日号「夜空を鮮やかに彩る伝統美県下唯一の花火製造会社」
     和歌山県のものづくり企業にスポットを当てたシリーズ、「すごいぞ! 和歌山の底力」。今回は、花火作…
  5. リビング和歌山10月26日号「和歌山県、旬の魚を訪ねて漁港巡り ふんわり美味な「わかしらす」」
     「さかなをたべよう!」キャンペーンを今年展開している全国のリビング新聞ネットワーク。今号は、和歌…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2024/11/21

    2024年11月23日号
  2. 2024/11/14

    2024年11月16日号
  3. 2024/11/7

    2024年11月9日号
  4. 2024/10/31

    2024年11月2日号
  5. 2024/10/24

    2024年10月26日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る