労働局で認定通知書交付式
「若者の働く環境を整えて地域を活性」
和歌山市の医療法人である「福慈会・福外科病院」(和歌山市和歌浦東)が、県内初のユースエール認定企業に認定されました。7月29日に和歌山労働局(同市黒田)で行われた認定通知書交付式に、福昭人院長と古川孝明事務局長が出席。中原正裕和歌山労働局長から、認定通知書と認定マークが手渡されました。
ユースエール認定制度は、若者雇用促進法に基づき、若い世代の採用や育成に取り組み、雇用管理の状況などが優良な中小企業を、厚生労働大臣が認定する制度です。平成27年から始まり、福外科病院は全国で50番目の認定企業になります。
ユースエール認定企業になるには、労働時間や離職率が一定基準以下であることや、有給休暇や育児休暇の取得率などが認定基準を満たしていること、職業能力の開発や向上に積極的であることなど、さまざまな要件が求められます。
一方、ユースエール認定企業になると、若者の採用・育成を支援する関係助成金の加算や、ハローワークにおける企業情報の重点的なPRなどの支援が受けられる利点もあります。
「今回の認定で、スタッフが努力してきた取り組みは間違っていなかったことが分かってうれしい」と福院長はコメント。さらに、「若い世代の離職率を下げるためには働きやすい職場にすることが必要。また、若い力を育てることで周囲のスタッフも一緒に成長する環境が成り立ちます。職場のワークシェアリングを進めることで地域の医療福祉の発展や地元の活性化につなげ、和歌山が元気になれば」と話しました。
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