在宅医療と介護の連携を進め、高齢でも暮らしやすい街へ
これからの医療や介護を考える
今後ますます進む高齢化。医療や介護のニーズもさらに高まることが予想されます。そして、高齢者のほとんどが医療と介護サービス、その両方を必要としているのが現状です。
そんな中、平成27年度の介護保険法の改正により、「在宅医療・介護連携推進事業」が新たに市町村の業務として整備されました。これを受け、和歌山市には5カ所の「在宅医療・介護連携推進センター」が昨年11月に設置されています。
これらのセンターの運営業務については、和歌山市内の5つの法人に委託。市内5カ所に拠点となるセンターが置かれました(左記表参照)。エリア内の医療と介護の関係機関で情報を共有し、それぞれが切れ目のないサービスを提供できるよう、各センターが中心となって推進します。高齢となり、医療や介護が必要となっても、住み慣れた地域で生活が続けられるような環境整備が進められます。
各センターは、エリア内の医療・介護の情報を集約し、提供するほか、在宅医療や介護に関する各関係機関の情報共有を支援する窓口としての機能も担います。
また、現在各センターは、地域住民に向けた在宅医療・介護についての普及・啓発にも取り組んでおり、講演会や学習会を企画しています。第3在宅医療・介護連携推進センターは、すでに1月21日に講演会を実施。センターが果たす役割についての説明や、「より良い看取りへの取り組み」「和歌山県地域医療構想って何?」などについての講演を行いました(写真)。第1在宅医療・介護推進センターは、映画を通して今後の介護について幅広い年代に人たちに考えてもらおうと、3月に上映会を行う予定です(申し込みは終了)。その他のセンターの講演会や学習会について左記にまとめました。
それぞれの申し込み方法など詳細については各センターまで。
和歌山市在宅医療・介護連携推進事業の拠点と活動エリア
名称 | 第1在宅医療・介護連携推進センター |
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活動エリア | 加太・西脇・木本・貴志・松江・湊・野崎・楠見 |
受託法人名 | 青松会 |
電話 | 070(2300)8272 |
名称 | 第2在宅医療・介護連携推進センター |
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活動エリア | 有功・直川・紀伊・山口・川永・四ヶ郷・宮北・中之島 |
受託法人名 | 和歌山中央医療生活協同組合 |
電話 | 073(488)1067 |
学習会 | 「ながく、おいしく、あんぜんに~最後の時まで口から食べよう」 3月11日(土)午前10時半~11時半 和歌山生協病院(同市有本)、無料、定員80人(要予約) |
名称 | 第3在宅医療・介護連携推進センター |
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活動エリア | 砂山・吹上・今福・高松・新南・大新・広瀬・芦原・本町・城北・雄湊 |
受託法人名 | 匡慈会 |
電話 | 073(422)6003 |
名称 | 第4在宅医療・介護連携推進センター |
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活動エリア | 西和佐・和佐・小倉・三田・名草・安原・雑賀・雑賀崎・田野・和歌浦・宮・宮前 |
受託法人名 | 裕紫会 |
電話 | 073(473)2863 |
講演会 | 「講談で学ぶ~認知症と終活」 3月25日(土)午後2時~4時半 和歌山県勤労福祉会館プラザホープ(同市北出島)、無料、定員300人(要予約) |
名称 | 第5在宅医療・介護連携推進センター |
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活動エリア | 西山東・東山東・岡崎・宮・宮前 |
受託法人名 | 久仁会 |
電話 | 073(471)1119 |
講演会 | 「和歌山 医療と介護の未来塾」 2月25日(土)午後2時~5時 和歌山県立医科大学(同市紀三井寺)、無料、定員498人(要予約) |
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