「きしゅう君」のイラストで親しみやすく
和歌山リビング新聞社が主管する一般財団法人である「リビングソーシャルプロジェクト」が、和歌山市内の小学校に入学する子どもたちに向けた「こうつうあんぜんてちょう」を贈呈。4月3日に和歌山市役所(同市七番丁)で贈呈式が執り行われました。
リビングソーシャルプロジェクトは、子どもたちの交通安全の意識を高め、交通事故を防止しようと、例年「新小学1年生交通安全キャンペーン」を実施。今年で6回目となる取り組みで、新しく小学校に入学する1年生向けの「こうつうあんぜんてちょう(交通安全手帳)」を作成し、和歌山・海南・岩出市の小学校に入学するすべての児童に配布しています。
和歌山市内では今年度、義務教育学校を含む51の市立小学校に2758人が入学。そのすべての児童に配ってもらおうと、和歌山市教育委員会に交通安全手帳を届けました。
同教育委員会の富松淳教育長は、「近年、和歌山市は道路事情が良くなってきましたが、その分、子どもの交通安全については心配されることも多い。この手帳はイラストを多用し、クイズ形式で交通ルールが分かりやすくまとめられているので、子どもたちも親しみやすいと思います」と話し、贈呈についての感謝状を同財団の西田弘代表理事に手渡しました。
交通安全手帳はA6サイズ、16ページで、和歌山県警のシンボルマスコット「きしゅう君」が登場し、交通マナーやルールを伝える内容。また、この手帳には、万一に備えた交通事故傷害保険も付いています。「お守り代わりにこの手帳をランドセルに携えていてほしい。でも、この保険が使われるような事故が起きないことを祈っています」と西田代表理事は話していました。
和歌山市内の小学校では、9日に行われた入学式で新小学1年生にこの手帳が手渡されました。
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