性的マイノリティー者(=LGBTQ)をはじめ、多様な性への理解をアピールするイベント「レインボーフェスタ」。主要都市での大規模なイベント・パレード実施の流れを受け、地方にも開催の輪が広がっています。和歌山市では、2017年から毎年「レインボーフェスタ和歌山」が開催されています。
第7回目となる今年の「レインボーフェスタ和歌山」は、12月2日(土)、3日(日)に開催。LGBTQ当事者を題材にした映画の上映や講演、キッチンカー出店などさまざまな催しが行われ、中でも目玉は2日午後2時から実施される「レインボーパレード」です。
多様性を表す“レインボーカラー”の旗を掲げ、和歌山城周辺を参加者たちが行進する「レインボーパレード」は昨年から始動。同イベント実行委員会委員長・安西美樹さんは、「和歌山県出身のLGBTQ当事者の多くは、生きづらさから県外に出て行ってしまいます。私もその一人でした」。安西さんは現状を変えるため、これまでイベントや講演会などを精力的に開催。しかし、「関心のある人にしか届かないことが課題でした」と。
人通りの多い和歌山城周辺を行進すれば、一人でも多くの人の目に止まるのではと、和歌山初のレインボーパレードを実施。通行人が足を止める姿を見て、安西さんは手応えを感じたそう。「一番大切なのは、LGBTQ当事者の存在を広く知ってもらうこと。その一歩を踏み出せました。小さな規模でも、毎年続けていきたいです」と話します。同時に、当事者たちに“和歌山もどんどん進んでいるよ!”と、エールを送ります。
レインボーフェスタは、2日午前10時半~午後3時半に和歌山城砂の丸広場で、3日午前11時~午後5時半に和歌浦芸術区(和歌山市新和歌浦)で開催。参加無料。詳細は左記へ。この機会に、多様な性について考えるきっかけに。
ホームページ | http://rfw.starfree.jp/wp/ |
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