実物大の写真とともに県内商品を紹介
ページを開けば目に入る、お菓子に描かれた名所の数々。和歌浦の観海閣に、勝浦の那智の滝、熊野古道の牛馬童子も!
和歌山県で作られている玉子せんべいを紹介する小冊子「紀州の玉子せんべいずかん」が、「紀州の和菓子と文化を考える会」(代表=鈴木裕範・和歌山大学南紀熊野サテライト客員教授)によって発行されました。
同会は、和菓子を通して歴史や文化を学び、楽しいまちづくりを提案することを目的とした市民グループ。県内外から集まる約40人の会員で構成されています。数ある紀州の和菓子の中でも、同会が注目したのが玉子せんべい。「お米のせんべいが多い東日本に対し、西日本は小麦粉のせんべいが多く、和歌山も同様。玉子せんべいは県民にとって昔ながらの伝統の味で、身近なスイーツなんです」と話す、同会の山本智子事務局長。「各地の名勝やシンボルが描かれた焼き印も、興味深いですよね」
過去には、県内各地の和菓子店や製造店に足を運び、各種類を組み合わせた「紀州利きせんべい詰め合わせ」を限定販売したこともありました。
今回の小冊子には、今まで集めてきた紀州の玉子せんべいの情報を厳選して掲載。販売店11店のデータが、実物大のせんべいの写真とともに紹介され、冊子を小脇に抱えながら和菓子店巡りをしたくなる一冊です。
3000部を無料配布中。配布場所は和歌山市観光案内所(和歌山市一番丁)や、「総本家駿河屋」各店舗(近鉄和歌山店除く)、「鷹屋」(同市和歌浦南)など。また、郵送を希望する人は、A5サイズが入る封筒に120円切手を貼り、返送先を書いて下記まで。
郵送先 | 〒6408215 和歌山市橋丁23N4ビル1階市民の力わかやま内「紀州の和菓子と文化を考える会」 |
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問い合わせ | 同会(市民の力わかやま内) |
申し込み | 073(428)2688 |
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