口から始まる健康づくりvol.39
夏は虫歯に要注意
気を付けるべきこととは?
- 2021/6/24
- みんなの健康
- 歯医者さんに聞きました!(口から始まる健康づくり)
水分補給はできるだけ水かお茶で
メリハリのある食事が大切
暑い夏は、冷たいジュースを飲んだり、アイスを食べたりする機会が増える季節。虫歯ができるリスクが上がるので、食習慣に注意しましょう。
大切なのは、だらだらと飲み物を飲み続けたり、何度も間食をしたりしないこと。物を食べると、口の中は酸性に傾き、歯のミネラル成分が溶けやすい状態になります。食後は唾液がその酸をゆっくりと洗い流し、口の中を元の中性に戻していきます。しかし、飲み物や食べ物の摂取回数が多いと、唾液の作用が追い付かなくなり、酸に歯がさらされている時間が長くなるのです。時間を決めるなど、メリハリのある食生活を心がけることが虫歯予防につながります。間食も含め、1日4~5回の食事であれば問題はないでしょう。アイスクリームなどの甘い物を食べたいときは、食後のデザートとして、間を開けずに取り入れることをおすすめします。
また、暑いときに飲みたくなる、糖分を多く含むスポーツドリンクや、炭酸飲料は特に虫歯発生リスクが高いです。炭酸水は無糖であっても、口内が酸性になります。熱中症予防の水分補給は、水かお茶に塩タブレットなどで塩分をプラスすることを推奨しています。糖が入っていなければ、紅茶などでも構いません。しかし、幼い子どもにまったくジュースを飲ませないというのも難しいですよね。子どもに甘い飲み物を与えるときは、氷を入れて薄めたり、ストローを使って歯に直接液体が当たらないように工夫するといいでしょう。
普段ジュースは飲まないけれど、お酒はよく飲むという大人も注意が必要。ビールや日本酒、ワインなどの醸造酒には糖が含まれており、焼酎やテキーラなどの蒸留酒に比べて虫歯になるリスクが高いといわれています。ゆっくりとお酒を楽しむ人、寝酒をする人は、その習慣を見直してみてください。
どちらにしても、食後や、就寝前に甘い飲み物、お酒などを飲んだ後は、しっかりと歯みがきをして虫歯予防をすること。定期的に歯科医院に通い、ケアをすることも大切です。子どもも大人も、歯と口の健康を維持しながら、楽しい夏を過ごしましょう。
(川崎豪彦)
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