口から始まる健康づくりvol.33
歯みがきの基本とは
自己流では磨き残しがあるかも
- 2020/12/28
- みんなの健康
- 歯医者さんに聞きました!(口から始まる健康づくり)
自分に合った歯ブラシや磨き方は?
一度歯科医院で指導を受けて
虫歯や歯周病を予防し、口腔内の健康を保つためには、毎日の歯磨きが重要です。歯並びが良いと、唾液の自浄作用が働きやすいので、虫歯や歯周病になりにくいといわれています。ただし、実際に完ぺきな歯並びを持つ人は非常にまれ。通常、食事をした後は、歯垢(しこう)をしっかりと取り除かなければ、歯や歯茎のトラブルを引き起こします。特に甘い物が好きな人や、柔らかい食べ物を好んで食べる人は食べカスが残りやすいのでより注意して歯磨きをしなければなりません。今回は、基本的な歯の磨き方について話します。
歯ブラシは鉛筆を持つように持つのが基本。強い力で磨く必要はありません。理想は100~200gの圧力で。思うよりも弱い力です。気になる人は、一度調理用のはかりで確認してみてもいいでしょう。歯磨き剤の量は、歯ブラシの毛先に3分の2程度。小刻みに歯ブラシを動かして、1、2本ずつ丁寧に磨いていきます。歯と歯、歯と歯茎の間の歯垢をかき出すため、歯ブラシに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシを使用することもおすすめです。
フッ素が含まれている歯磨き剤は虫歯予防に効果的。市販されている歯磨き剤に含まれているフッ素の濃度は、1500PPMが上限になっています。成分表を確認し、虫歯の予防効果が高い商品を選んで。2分間ほどブラッシングして歯全体に歯磨き剤を行き渡らせた後は、少量の水で1回うがいをする程度にとどめ、ゆすぎすぎないように。その後、1~2時間は飲食を控えましょう。
基本的な歯磨きについて伝えましたが、歯の磨き方は、その人の歯並びなどによって違います。一度歯科医院で、自分に合った歯ブラシの選び方や磨き方の指導を受けるといいでしょう。自分では、歯みがきは完ぺきにできていると思っていても、意外と磨き残しがあるものです。歯科医院に通ったり、歯垢染色剤を使って定期的にチェックしてみてください。
正しい歯磨きに加えて、食事の際は食べ物をしっかりかんで、唾液を出すという習慣を身に付けることも、きれいな歯を保つカギに。規則正しい生活としっかりとした歯磨きを心掛けて、口腔内のトラブルを予防しましょう。
(川崎豪彦)
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