口から始まる健康づくりvol.27
「子どもの虫歯が増える夏休み 食習慣にメリハリを」
- 2020/6/25
- みんなの健康
- 歯医者さんに聞きました!(口から始まる健康づくり)
子どもたちの食習慣が乱れがちな夏休み。虫歯で悩む子どもの患者が増える時期です。家で長時間過ごすときや、遊びに出掛けた先で、お菓子を食べる機会や、ジュースを飲むことが増えますよね。物を食べた後は、口の中が酸性の状態になり、虫歯のリスクが高まります。しっかりと歯磨きをしていても、食べる回数が多くなると、それだけ虫歯になる確率が上がるということです。
おやつを食べるときは、チョコレートやチューイングキャンディーなど、糖分の多い物はできるだけ避けるようにしてください。
虫歯を予防するために、キシリトール入りのお菓子を食べるのもいいでしょう。飲み物に関して、スポーツドリンクには糖分が思いのほかたくさん入っています。熱中症予防のための水分補給には、水やお茶、経口補水液を選ぶことをおすすめします。
また、眠っているときは、唾液の分泌が減るので、虫歯のリスクが跳ね上がります。眠る前、歯磨きをした後は、何も食べないというのが鉄則。食べカスや汚れがついたまま寝てしまうと、その汚れが虫歯菌のエサになってしまいます。一日の中で、ダラダラと飲み食いをするのではなく、〝食べるときは食べる〟という、メリハリのある生活習慣を定着させることが大切です。
ケアの方法としては、歯磨きの他、就寝前にフッ素入りの洗口液で口をすすぐのもいいでしょう。フッ素の量は少なすぎるとあまり意味がないので、市販の商品を買うときは注意を。歯磨きは、どれだけ丁寧に磨いているつもりでも、なかなか完ぺきには磨き上げられません。大人でも難しいので、子どもなら、なおさら磨き残しが発生しやすいものです。こまめに歯科医院でチェックを受けたり、ブラッシングのポイントを聞いたり、積極的に相談してみてください。
保護者の意識が高さが子どもの歯の健康に影響
子どもの歯の健康には、歯に対する親の意識が非常に深く関わってきます。子どもが小さなうちから、親子で一緒に虫歯予防に取り組み、「歯はきれいにするもの」という意識を持たせて、ケアを習慣づけることが重要です。(川崎豪彦)
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