口から始まる健康づくりvol.14
失った歯の機能を取り戻す インプラント治療
- 2019/5/23
- みんなの健康
- 歯医者さんに聞きました!(口から始まる健康づくり)
口の中でしっかり固定、歯並びも守る 舌が自由に動かせ、食べ物もおいしく
インプラント治療に興味があっても、治療法が分からず、一歩踏み出せない人も少なくないのではないでしょうか…。
インプラントとは、失ってしまった歯の機能を取り戻すための治療法です。歯を失ってしまうと食べることだけでなく、生活をする上でのさまざまなことに影響を与えます。今回はインプラント治療について伝えます。
大きな虫歯や歯周病、破折などで歯を失ってしまうと、その代わりになるものをそこに作らなければならなりません。選択肢としては主にブリッジや入れ歯、インプラントがあります。
入れ歯は、口に入れていると違和感があります。また、安定せずに動くことで歯ぐきに傷ができ、痛みが生じることもあります。ブリッジは、違和感がほぼありませんが、歯がない部分の隙き間に食べかすが詰まり、違和感が出ることがあります。
歯を失った後、何もせず放置したままでいると、歯のない隙き間に隣の歯が倒れてきたり、かみ合わせの反対側の歯が伸びてきたりして、歯並びやかみ合わせが崩れる原因になります。
インプラントは、ブリッジのように隣りの歯を削ることがないので、隣りの歯や歯並びを守ることができますし、支える歯の本数が増えることによって残っている歯への負担を軽減します。
入れ歯は痛みがない場合でも、歯がある状態の20%ほどの力でしかかめなくなりますが、インプラントを入れると、かむ力も守られます。肉やせんべいといった硬い食べ物でも気にすることなく食べられるのは幸せなことですよね。
かめなくなると、顔の周囲の筋肉がやせて張りがなくなり、しわが増え、老け顔になってしまいます。さらに、左右どちらかにかめない場所があると、あごがゆがんできます。インプラント治療をすることで、かむ機能の回復はもちろん、筋肉がつき、張りが出て以前の顔を取り戻すことができます。
入れ歯は柔らかい歯ぐきで支えるため、大きめに作らなければなりません。大きな入れ歯だと舌の動きが悪くなり、食べ物が味わいにくくなります。加えて、入れ歯が口の中の味を感じる器感を覆ってしまうと、味を感じにくくなることもあります。インプラントは、歯と同じ位置に人工の歯を入れるので、舌が自由に動き、おいしく感じることができます。
入れ歯は自分で取り外しをするので、口の中で固定することができません。そのため、話をしたり、せきをしたりする瞬間に外れてしまうこともあります。また、針金が見えて見た目が悪いこともあり、自信を持って口を開けることができなくなります。
インプラントは、口の中にしっかり固定します。見た目も天然の歯と同じように作れるので、歌ったり、話したり、大きな口を開けて笑ったりすることもできます。
(川崎豪彦)
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