原因はテレビ?
パッとしないサッカー日本代表
カタールW杯のアジア最終予選。サッカー日本代表が、なんだか頼りない。周辺国が以前から強くなったとはいえ、勝てないのだ。長年、サッカーを見続けているが、日本代表のうまさは確実に進化している。では、なぜ? その原因は、テレビにあるかも…。というのも、最終予選の地上波放送は、ホームのみ。アウェーは、放送権料が高騰したためダゾーンでしか観られない。その弊害でアウェーで負けても、今までほどSNSを含め、世間でたたかれなくなっている。かつての日本代表は、負ければボロカス、卵を投げられたことも。だからこそ、アウェーの洗礼にも打ち勝ってきた。その強さが、今の代表にはあまり感じられないのだ。また、日本賛美のテレビ中継も問題だろう。日本の得点シーンは何度もリプレイするのに、危ないシーンのリプレイは一回のみ。ダメなところを振り返ることもない。解説者ももっと日本のダメ出しをしないと。南米、欧州もそうして強くなった。つまりは、ぬるま湯すぎる。阪神ファンのごとく、選手を熱湯に。ユニフォームも縦じまなんかにすれば、案外強くなるかも。
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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