「良薬、口に苦し」とい う言葉がありますが、薬を飲みづらいと感じることはありませんか? 特に高齢者や子どもの中には、錠剤の大きさや味、においなどで薬を飲み込むことが難しく苦手と感じる人も多くいます。そんなときは、「ジェネリック医薬品(ジェネリック)」を試してみましょう。
ジェネリックは、品質・効き目・安全性の厳しい試験をクリアしており、有効成分や効き目は先発医薬品と同等である、と国(厚生労働省)が認めた薬で、患者や医療関係者の声を生かし、飲みやすく改良されているものが多くあります。
例えば、錠剤を小さくしたもの、苦みをコーティングしたもの、味やにおいを加工したもの、水なしでも飲めるもの、ゼリー状にしたものなど、さまざまな工夫がされています。
また、開発費用が少なくて済むので、価格が安く設定されているものが多く、財布にやさしいのが特徴です。ジェネリックを使うと、花粉症などのアレルギーの薬では7割以上、痛み止めとして使用されることの多い「ロキソニン」では5割以上も薬代を節約することができます。
ジェネリックを試してみたい人は、病院や薬局で相談してください。また、「ジェネリック医薬品希望シール」を保険証や「お薬手帳」に貼ることで意思表示できます(画像参照)。全国健康保険協会の加入者でシールを希望する人は和歌山支部073(421)3101までご連絡ください。(全国健康保険協会和歌山支部企画総務グループ)
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