健康診断の結果、「要治療」「要精密検査」が出たら、きちんと病院を受診していますか? 全国健康保険協会は、健診の結果が「高血圧」「高血糖」に該当した人のうち、特に医療機関にかかる必要がある人を対象に、医療機関への受診案内を行っています。早めに医療機関にかかることは、重症化を予防できるといわれています。
高血圧・高血糖の状態が続くと血管が傷つき、脳梗塞や心筋梗塞など、深刻な病気につながることがあります。これらを防ぐためにも、早めに治療を受け、薬などでコントロールしていくことが必要です。しかし、自覚症状がない場合は放置されやすく、和歌山支部加入者では、医療機関への受診案内を行った人のうち、「高血圧」で約16%、「高血糖」で約21%しか受診していない状況です。
健診結果から分かる体のサインを見過ごさないためにも、家族を含め、健診結果をもう一度確認してください。医療機関にかかる際は、かかりつけの内科など、まずは受診しやすい医院でご相談ください。もし、かかりつけ医がないときは、高血圧なら内科や循環器科など、高血糖なら内科(糖尿病や生活習慣病の診療科目を掲げていることも)を受診しましょう。
他の診療内容や住所地から選ぶときは、和歌山県の「わかやま医療情報ネット」や、厚生労働省が公開している「医療機能情報提供制度(医療情報ネット)」を活用してください。医療機関への受診案内通知や同協会の重症化予防事業に関する問い合わせは、和歌山支部保健グループ073(435)0224まで。
(全国健康保険協会和歌山支部保健グループ)
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