新年度が始まる4月。退職や就職など、新生活に向けて準備している人も多いのではないでしょうか。この時期に注意してほしいのが、保険証の切り替えです。退職の場合、手持ちの保険証は退職日までしか使えません。退職するときには、家族の分も含めて必ず会社に保険証を返却しましょう。
また、今まで健康保険の扶養に入っていた子どもが、就職して新しい保険に切り替わることもあります。この時、忘れずに健康保険の扶養から子どもを外す手続きを行ってください。扶養している人が勤務する会社に子どもの保険証を返却し、健康保険の扶養から外れることを伝え、手続を行う必要があります。
誤りとして多いのが、新しい健康保険に加入すると、自動的に前の保険からは外れると思っているケース。この場合、2つの健康保険に加入(二重加入)してしまうことになります。
もし誤って前の保険証を使用してしまうと、全国健康保険協会が負担した医療費(総医療費の7~8割)を後日返還しなければなりません。これは、皆さんにとって大きな負担です。
退職や就職の際には、必ず前の保険証を返却し、誤って使わないようにしてください。健康保険の二重加入にならないよう、自分だけでなく、家族の手続きも注意しましょう。
(全国健康保険協会和歌山支部企画総務グループ)
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