全国健康保険協会和歌山支部の2023年度の健康保険料率は、前年度(22年度)の10・18%から0・24ポイント下がり、9・94%になりました。全国の平均保険料率(10・00%)よりも低い水準となり、皆さんの医療費抑制の取り組みが健康保険料率の引き下げにつながりました。23年度の健康保険料率は今年3月分(4月納付分)から、任意継続被保険者は今年4月分から適用となります。
健康保険料率は和歌山県で1年間にかかった医療費が反映されます。そのため、県の医療費が下がれば健康保険料率も引き下げることができます。医療費を抑えるためには、毎年必ず健診を受診して健康維持に取り組みましょう。健診の結果、生活習慣の改善が必要となった人は、特定保健指導を受けてください。保健師や管理栄養士が生活習慣を見直すためのサポートを行います。
また、上手に医療機関にかかることも医療費の抑制につながります。同じ症状で複数の医療機関を受診することや、夜間や休日といった時間外に医療機関を受診すること(急病など緊急の場合を除く)は、医療費がかさむので控えましょう。紹介状を持たずに大病院を受診した際も特別料金(7000円以上)が加算されるので、近くの医療機関などでかかりつけ医を持つことをおすすめします。専門的な治療が必要な場合は、適切な医療機関を紹介してくれます。
各都道府県の健康保険料率は下記URLから確認できます。医療費を抑制して健康保険料率を引き下げるために、できることから取り組んでいきましょう。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat330/sb3130/r5/230206/
(全国健康保険協会和歌山支部企画総務グループ)
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