全国健康保険協会(協会けんぽ)は、2018年度から「インセンティブ(報奨金)制度」を導入しています。インセンティブ制度とは、加入者や事業主の健康づくりや医療費抑制に関する取り組みの結果を健康保険料率に反映させるものです。
具体的には、「特定健康診査(特定健診)等の実施率」や「ジェネリック医薬品(後発医薬品)の使用割合」など5つの指標に基づき、全国47支部をランキング付けします。上位23支部にインセンティブが付与され、順位に応じて健康保険料率を引き下げます。
今回(2021度実績)、和歌山支部は22位で、2023年度の健康保険料率の引き下げにつながりました(左上参照)。
インセンティブ制度は、実績値だけでなく、対前年度の伸び率・幅も評価の対象となり、上位になるほど健康保険料率の引き下げも大きくなります。さらに上位を目指すためにも、年に一度の生活習慣病予防健診(本人)と特定健診(家族)の受診に加え、特定保健指導(メタボリックシンドローム)の対象にならないような健康づくりを心掛けましょう。
また、健診の結果、要再検査などの判定が出た場合は必ず医療機関を受診してください。その他、先発医薬品と同等の効き目・安全性が国から認められている、安価なジェネリック医薬品への切り替えにもご協力をお願いします。(全国健康保険協会和歌山支部企画総務グループ)
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