病院を受診するときに欠かせない「健康保険証」ですが、春は就職や転職、引っ越しなど、保険証の切り替えが起こりやすい季節です。保険証が手元になく、不便さを感じたことのある人もいるのではないでしょうか。
保険証は、資格のある期間しか使うことができません。会社で健康保険をかけている人(本人)であれば、扶養家族も含めて退職日まで。また、扶養家族が就職や収入超過などで扶養を外れる場合は、扶養を外れる日の前日までです。資格を喪失後に誤って使うと、健康保険で立て替えている7割分の医療費が本人に請求されますので、注意してください。
2021年10月から、病院や薬局でマイナンバーカードを健康保険証として利用できる仕組みが本格的に始まりました。カードのICチップにある電子証明書で、加入している健康保険の資格を確認できることから、保険証の切り替えを待つ必要がなく、手元にない期間でも受診できます。
和歌山県内では2月末時点で約320機関が対応しており、その利便性はますます高まっています。保険証利用の申し込みは、政府が運営するオンラインサービス「マイナポータル」から行ってください。(全国健康保険協会和歌山支部企画総務グループ)
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