勝手にノミネート
2020テレビ業界流行語
12月初旬に発表される今年の流行語大賞。ノミネートの半数以上が、コロナ関連というのはやむ得ない。仮に、テレビ業界流行語があるのなら、これまたコロナ関連が大半を占めるだろう。まずノミネートするのは、「リモート収録」。もはや当たり前となったし、スタジオ出演者を減らす動きは今も変わっていない。リモートにより、番組のテンポがゆったりとなり、ひな壇でうるさく…というのが大幅に減った。また「新しいロケ様式」という言葉も外せない。感染対策のため、素人自宅への取材も制限されたままだし、グルメシーンも2ショットで撮影はしない。技術スタッフの数も減らし、カメラをディレクターが撮るスタイルは、今後も増えるだろう。中でも流行語大賞候補は「制作費削減」。前述の通り、技術スタッフ削減やリモートで交通費を浮かせたりもその一環。会議のたび、何かと予算を減らした企画で!と叫ばれている。と、ここまで書いて思いついた。あれ? これは流行語でもないかも。単なる愚痴のような気が。来年の流行語こそは、ポジティブな言葉であってほしい。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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