僕と一緒に「主婦休み」とりませんか
- 2018/1/18
- フロント特集
1月25日は「主婦休みの日」です。料理研究家で3児の父でもあるコウケンテツさんは「日本の主婦は、もっと休みをとってほしい」と思っているそう。年末年始が終わって、疲れたなぁと感じるこの時期。一緒に「主婦休み」を考えてみませんか。
■料理研究家 コウケンテツ さん
旬の素材を生かした簡単でヘルシーなメニューを提案。テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍中。3児の父でもあり、自身の経験をもとに、親子の食育、男性の家事・育児参加、食を通してのコミュニケーションを広げる活動に力を入れています。
#1|家事のハードルを下げることから始めよう
日本は家事のハードルが高過ぎる。だから、休むのが難しいなぁ〜と、つくづく感じています。料理は多彩に、掃除も洗濯もきちんとしなきゃと思っていますよね。僕も同じです。
けれど、最近、北欧で取材をした時に会った女性が「昨日は夫が晩ご飯の支度をしてくれたのよー。助かったわぁ」というので、「どんな食事だったんですか」と聞いたら、「ピザを注文してくれたの」。いやぁ、衝撃でしたね。ハードル低いって。でも、それでいいんじゃないかと思い直しました。
わが家は妻が僕のマネージメントの仕事をしているので、家事は完全に分業制。2人で手分けして、疲れていてもやる。それでやっと家のことが回っていく…。それほど家事は大変な仕事だと実感しています。少しハードルを下げて、手抜きしたり、さぼったりしよう。もう疲れ切って、余裕を無くすような負のスパイラルはやめないと。
#2|主婦はわが家のプロデューサー。家事をシェアして休み上手に
一方、家事を普段はやらない男性の気持ちは「もっと手伝って、分担してほしいと言われても、何をしたらいいか、わからない」。使ったコップを洗う、トイレットペーパーの芯を捨てる、洗面台が汚れたら拭く。それらが家事、その積み重ねが家事、終わりがないのが家事とは知らないんです。だから、きちんと「こういうことをやってほしい」と伝えればシェアできると思います。
ただ、大事なのは言うタイミング。あなたが一番よく夫の性格を知っているのだから、いつ、何を、どんな風に言ったら夫や子どもが受け入れるか、行動するかは、知っているハズ。やってもらうのではなく、わが家のプロデューサーのつもりで、家事シェアを企画してみるのがいいのでは。そして、お互い家事の大変さを知れば、ハードルも下がる。主婦休みも、主婦だけでなく、家族みんなでゆっくりする日になるといいですね。
そう言いながらも、僕も休むのがヘタ、苦手。だから「主婦休みをとる」ことを宣言します。1月25日は「主婦休みの日」だけれど、その日じゃなくてももちろんいい。自分と家族のタイミングで決めて、「主婦休み」をとってくださいね。
家事を家族みんなで考えよう
リビング新聞では、「365日休みがない主婦がリフレッシュできる日を」と、1月25日、5月25日、9月25日を「主婦休みの日」として日本記念日協会に登録。「主婦」とは、普段から家事を主に担当している人をいい、「主夫」も含みます。
http://r.living.jp/shufuyasumi
この記事の感想などアンケートに答えてください。
全国から抽選で10人にコウケンテツさんの著書「おやつめし2」をプレゼント。
応募はWebで締め切り:2月7日(水)午後11時59分
http://r.living.jp/mrs/1801syuhuyasumi