10月29日、11月26日、12月17日の全3回開催
将来の自立に役立つ知識・情報伝える
先進国で豊かな社会とされている日本ですが、近年、子どもの貧困問題が深刻化。およそ6人に1人が“貧困”といわれています。
そうした中で注目されているのが、食事の場を提供する「子ども食堂」や、親が帰宅するまで食事や宿題などをして過ごす「夜間の居場所」。孤立しがちな親子を支える場としての役割を持っています。
昨年1月に開設した、子どもの生活支援ネットワーク「こ・はうす」(和歌山市楠見中)の事務局・馬場潔子さんは、「貧困といっても一見見えにくいのが現状。また、家計や時間の余裕のなさから、人との交流や生活体験の不足につながることも。どの子もみんな、夢や希望を持って子ども時代を過ごすために、地域の大人が多様なかたちで関わる必要があります」と指摘します。
同所は現在、母子・父子家庭、両親の帰りが遅いなど、小学1年生~中学3年生までの約10人が利用。毎週木曜日、夕食を食べたり、宿題をしたりして、ボランティアと一緒に過ごします。馬場さんは「一緒に過ごす中で、将来の夢を口に出さなかった子どもたちが次第に“大工になりたい”“大学に行きたい”と話をしてくれるようになってきました」と話します。
そこで、将来の自立に役立つ知識や情報を子どもたちに伝えようと、ボランティアなどで関わっている、和歌山大学教育学部・谷口ゼミの協力を得て、「10代のための基礎講座・はたらくをもっと知ろう」を企画。10月29日、11月26日、12月17日の土曜午後1時15分~4時、河北コミュニティセンター(和歌山市市小路)開催します(右記参照)。
講座では、さまざまな職業の人を招き、一人暮らしに必要な費用やバイト・就職先選びについて学びます。交流会もあり。企画した山形勇輔さんは「少しでも早いうちに生きていく上で大切なことを学びとってもらえれば」と話しています。定員15人。参加無料。
問い合わせ | 馬場さん |
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電話 | 090(3709)7136 |
問い合わせ | きのくに子どもNPO |
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電話 | 073(452)7710 |
10代のための基礎講座
10月29日(土) | ひとり暮らしって、いくらかかるん? |
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11月26日(土) | 未来予想図・職業編 |
12月17日(土) | そのバイト大丈夫? 安心して働くために |
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