親子が集える「ふれ愛ルーム木のおうち」オープン
信愛短大に子育て支援施設
子育てしやすい街づくりへ
地域と連携、実践的な教育の場に
和歌山信愛女子短期大学(和歌山市相坂)に、子育て支援施設「ふれ愛ルーム木のおうち」が開設されました。未就園児と親が集い、交流したり、子どもを遊ばせたりできる施設で、保育士が常駐。同時に、同短大の学生がゼミ活動などで参加し、親子との触れ合いを通して、地域の子育て支援環境の充実に取り組む実践的な教育・研究の場としても活用されます。
毎週月・水曜に無料で開放
保育士が常駐、学生の参加も
同短大では、平成25年度から文部科学省の「地(知)の拠点整備事業」に選ばれ、行政と連携し、和歌山を子育てしやすい街に活性化するための「きょう育の和」活動に取り組んでいます。「木のおうち」は、この活動の一環として開設されました。
元講義室だった約165平方メートルの広々としたスペースを活用した場所に、木製のおもちゃや遊具、絵本を多数取りそろえ、〝森〞をコンセプトとした木のぬくもりを感じられる空間が広がります。部屋の一角には授乳・飲食ルームやおむつ替えコーナーも設置されています。
主に0〜3歳児と保護者を対象に、毎週月・水曜(祝日を除く)の午前10時〜午後3時に無料で開放。和歌山市から派遣される保育士2人が常駐し、子どもと遊んだり、子育て相談に応じたりしてくれます。また、希望者は昼食に学生食堂を利用することができます。
「子育て中の親子が学び、憩える場になれば。大学は、食、遊び、発達など専門的な知識が集まっている場所でもあります。気軽に利用してもらいたいですね」と、同短大きょう育の和センターの芝田史仁センター長。「和歌山は、少子高齢化や人口流出、孤立化といった子育てに関する課題を抱えています。学生や教職員が子育てについて考え、課題解決に取り組みながら、地域に貢献してきたい」と話します。
問い合わせ
和歌山信愛女子短期大学きょう育の和センター | 073(479)1106 |
---|
関連キーワード