何見て跳ねる?
お月さまとTVの関連性!?
残暑厳しいが、気が付くと、もう十五夜。とはいえ、それを覚えていた人はどれほどいるだろうか。潮の満ち引きや人体、暦など日頃、月から多大な影響を受けているというのに。となれば、テレビ番組も影響が?と周りに聞き込み調査をしてみた。すると、朝番組の特集なんかでは意識するという意見が。「今夜は十五夜なので、お団子特集」みたいなヤツだ。過去には、ハネムーン特集といった、月とムーンをかけた無理やりな企画もあったとか。また、クロワッサンを特集したという意見も。実は、クロワッサンはフランス語からの外来語で「三日月」を意味するらしい。さらに、満月を見たおおかみ男からイメージしたのか、肉汁滴るステーキを特集した人もいた。結果は、どれも定着していないので、そういうことだろう。一方で夕方・夜番組のスタッフからの意見は皆無。何せ、月を眺めるより、画面を見て欲しいからだ。つまり十五夜はライバル。視聴率が何を見て跳ねてもえるか、ウサギ以上に考えている。十五夜を記憶から消し去ろうとするのは案外、こういった業界人なのかも知れない。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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