体質や加齢のせい? 諦めないで肩凝り
- 2015/4/9
- コーナー
- ココロとカラダのSOS
国民病や現代病といわれる肩凝り。首を左右にコキコキ、肩を前から後ろからグルグル…。マッサージで一時的には緩和されても、またすぐ、“コリコリ”になってしまいますよね。つらい肩凝りについて専門医に教えてもらいました。
Q どれくらいの人が悩んでいるの?
A 気になる自覚症状で女性1位、男性2位に肩凝りがランクイン(厚生労働省「平成25年度国民生活基礎調査」)。男女・年齢問わず悩んでいる人が多い症状です。慢性化するので高齢になればなるほど患者が増え、なで肩の人がなりやすい傾向にあります。
Q どうして肩凝りになるのですか。
A 長い時間同じ姿勢でいることが主な原因。血流が悪くなり、首から背中につながっている筋肉がこわばり、張っているように感じます。
Q 肩こりの対処法は。
A 肩こりの対処法は。A首を前後左右にゆっくり曲げたり、回したり、肩を上げ下げするストレッチが有効です。また、首や肩を冷やさないことも大事で、肩を露出する服装を避け、温湿布や貼るカイロを上手に利用したり、お風呂で首や肩を温めたりしましょう。
Q 肩凝りで病院に行ってもいいの?
A 日常生活や仕事に支障が出る、痛み止め成分の入った湿布薬や外用薬を試しても痛いようなら、診察を考えても良いでしょう。肩凝りだと思っていたら、五十肩や頸椎(けいつい)ヘルニアなど別の病気だったということもあります。まずは、家事や仕事の合間にこまめにストレッチをする、ラジオ体操のように腕を大きく回すなど運動の習慣を持ちましょう。
取材協力 | 取材協力=日本赤十字社和歌山医療センター整形外科部 |
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※次回は5月16日号掲載