住宅ローン利用者の実態調査 変動型・固定期間選択型が前回より増加

日々の生活に無理のない範囲で検討を

お正月を自宅でゆっくりと過ごし、今年は家づくりを決めた人も多いのでは。

家づくりを考え始めたとき、“こんな家に住みたい”とイメージを膨らませる一方、同時に進めなければいけないのが資金計画。無理のない計画を立てるには“手持ちの資金がどれだけあるか”“不足分はどうするかを確認するとともに、住宅ローンの知識を身につけることも必要です。

近頃は、どんな住宅ローンや金利タイプが選ばれているのでしょうか。

住宅金融支援機構が、第1回2017年度民間住宅ローン利用者の実態調査の結果を公表しました。対象は、4月~9月の期間、民間住宅ローン(フラット35含む)を利用した人で、インターネット調査によるもの(回答数1495人)。

調査よると、住宅ローンの調査回次別の金利タイプの構成比は、前回(2016年度第2回)と比べて「変動型」が2・5ポイント、「固定期間選択型」が同比1・8ポイント増加。全期間固定型が同比4・4ポイント減少しました(グラフ参照)。

今後1年間の住宅ローンの見通し(全体)は「ほとんど変わらない」が57・6%と前回に比べ5・7ポイント増加。「現状よりも上昇する」は29・4%と前回比8・1ポイント減少しました。

利用した住宅ローンを選んだ決め手(フラット35以外)は、「金利が低いこと(68・0%)」「将来の返済額を確定しておきたかったから(20・1%)」「諸費用が安かったこと(19・8%)」の順。フラット35利用者は、「金利上昇に備えて将来の返済額を確定(61・8%)」「金利が低い(50・6%)」が続きました。

マイホームは高い買い物です。調査結果を参考に、自分の暮らしに合った住宅ローン選びに役立ててくださいね。

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