住宅ローン「金利タイプ」の実態調査 全期間固定型の割合が増加
- 2015/11/5
- ハウジング
自分に最適な住宅ローンを
住宅ローンの金利は、タイプ別で分かれています。実際にローンを組む際、どの金利タイプを選べばよいのか悩みどころでは。そこで今回は、住宅ローンを利用している人の傾向を紹介します。
金利タイプには、35年などの返済期間を通して金利が固定される「全期間固定型」、3年や5年、10年などの選択した一定期間だけ金利が固定される「固定期間選択型」、半年ごとに金利が見直される「変動型」の3タイプがあります。
住宅金融支援機構は、平成27年3月~6月の期間、住宅ローンを借りた全国20歳~60歳未満の人(学生・無職除く)を対象に「平成27年度民間住宅ローン利用者の実態調査(民間住宅ローン利用者編)」を実施。1009人から回答を得ました。
結果、「全期間固定金利型」を利用した人の割合が38.0%(前回調査26年11月~27年2月は27.1%)と、前回まで多数を占めていた「変動型」35.8%(同41.7%)を抜いて最多。「固定期間選択型」も26.3%(同31.3%)と減少しました(図参照)。
住宅ローンを選んだ決め手(フラット35利用者以外)については、「金利が低いこと」が59.3%と約6割を占めた他、「繰上返済手数料が安かったこと」や「返済期間中の繰上返済が小額から可能であること」などが挙げられていました。
また、今後1年間の住宅ローン金利の見通しについては、半数以上の人が「ほとんど変わらない」と見通していました。
将来の生活設計を立てた上で返済計画を考え、自分に最適な住宅ローンを選んでくださいね。