住宅の居住志向などの意識調査 「持ち家派」約8割、購入金額が決め手に

住宅の居住志向などの意識調査
「持ち家派」約8割、購入金額が決め手に

自分に合った、納得できる住まいを見つけて

 家の購入は高価なだけに一歩踏み出すには慎重になりがち。家を購入するにしても、賃貸で暮らすにしても、それぞれにメリット、デメリットがあります。さまざまな人の意見に触れることは、これからどう暮らしていきたいかを考えるきっかけにもなります。

 全国宅地建物取引業協会連合会と全国宅地建物取引業保証協会が、今年1月「住宅の居住志向及び購買等に関する意識調査」の結果を公表しました。調査はインターネットによるアンケートで、昨年9月21日~11月30日、対象は全国20歳以上の男女(有効回答数1万8601人)。

 現在の住まいに関係なく、持ち家派か賃貸派かを尋ねたところ、持ち家派が80.5%と大半をしめました。その理由としては「家賃を払い続けることが無駄に思えるから(52.9%)」が過半数(グラフ参照)、全体で見ると少数ですが、若い世代ほど「マイホームを持つことが夢だから(13.2%)」と答える傾向がありました。

 一方、賃貸派の理由は「住宅ローンに縛られたくないから(41.8%)」「天災時に家を所有していることがリスクになると思うから(35.8%)」が続きました。年代別で見ると、転勤による引っ越しの懸念からか、20代~40代で住宅ローンに縛られたくないと答える人が多くいました。

 住宅を購入する際は、「購入金額(60.0%)」「周辺・生活環境がよい(48.1%)」「交通の利便性がよい(38.8%)」を重視。住宅を借りる際には「家賃(71.8%)」「交通の利便性がよい(49.5%)」「生活環境の重視(41.6%)」などを決め手にしていることが分かりました。

 持ち家派、賃貸派、大切なのは自分たちの暮らし方に合っているかどうかです。じっくり見極め、納得できる住まいを見つけてください。

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