今年の冬はカーテンに着目 生地やつり方で保温・省エネ効果アップ
- 2015/10/29
- ハウジング
色や柄を重ねてコーディネート
太陽の日差しの強さが大きく異なる夏と冬。これからの季節は、窓から寒気が入り込んだり、室内の暖かい空気が室外へ逃げていったりします。暖かさを保つには、部屋の熱を逃がさないことがポイント。カーテンの生地やつるし方を工夫するだけで、保温や省エネ効果もアップします。
インテリア用品専門店「インテリアにしやま」(和歌山市小雑賀)専務取締役の西山恵子さんにカーテンの選び方について聞きました。
カーテンは、大きく分けてレースカーテンとドレープカーテン(厚手)があります。日差しの調節や、視覚をさえぎる以外にも、窓をカーテンで覆うことで、窓とカーテンの間に空気の層ができ、断熱効果が生まれます。「1重よりも2重、3重と重ねることで空気の層が増え、保温・断熱性効果が高くなります。色や柄の組み合わせを遊ぶことで、部屋の雰囲気をがらりと変えることもできます」と話します。
また、断熱効果は、生地の種類によっても違います。何重にも織られ、厚手で織り目が詰まった生地は、冷気をシャットダウン。温かな風合いのベルベット素材などは、重厚感もあります。
明るく暖かな雰囲気にするなら、オレンジ系や赤系など、暖色系がおすすめ。若い世代に人気の色は、ブラウン系やグレー系。部屋に吊るすと、モダンな感じになります。
西山さんは「衣装を衣替えするように、春・夏と秋・冬でカーテンを分けて使ってもらうのが理想。1年中使うならば、織りのしっかりした厚みのあるものを選らぶようにしてくださいね」とアドバイスしています。
今年はカーテンに着目し、暖かく快適な冬を過ごしてみては。