家族で交通ルールを考えるきっかけに
初めて通う小学校、交通ルールを守って毎日安全に―。ピカピカの大きなランドセルを背負った新小学1年生の姿をよく見かけるようになりました。和歌山リビング新聞社が主管する一般財団法人である「リビングソーシャルプロジェクト」は、今年で7回目となる「新小学1年生交通安全キャンペーン」を実施。リビング和歌山の配布エリアである、和歌山市・海南市・岩出市の小学校に入学する子どもたちに、「こうつうあんぜんてちょう」を贈呈しました。この手帳は、和歌山県警のシンボルマスコット「きしゅう君」が登場し、クイズ形式で交通マナーやルールを伝える内容で、A6判・16ページ。ランドセルのポケットに携えておきやすいコンパクトなサイズになっています。
4月5日には、和歌山市役所で贈呈式が執り行われ、同財団の西田弘代表理事が、出来上がった手帳を届けました。和歌山市では、義務教育学校を含む51の市立小学校に2764人が入学。9日の入学式の日に、子どもたちに手帳が配られています。
「きしゅう君のイラスト入りで親しみやすく、そして交通ルールを分かりやすく伝えてくれているので、新入生にはありがたい。今年はコロナ禍で、新入生たちは通学路を歩く練習を十分にしていないかもしれません。おじいちゃん・おばあちゃんや、お父さん・お母さんと一緒にページをめくって、通学路の安全について家族で話すきっかけにしてほしい」と、阿形博司教育長は話していました。
また、手帳は万一に備えた交通事故傷害保険付き。西田代表理事は、「この6年間で傷害保険が使われたことがなく、何よりのことだと思っています。今年も、新入生たちにはお守り代わりに、この手帳を携えていてほしい。そして、1年間事故なく、地域で安全に過ごせるように祈っています」と、話していました。
関連キーワード