中古住宅×リフォームが家選びの選択肢に 若年層を中心に増加傾向
- 2016/1/21
- ハウジング
中古住宅×リフォームが家選びの選択肢に
若年層を中心に増加傾向
工事目的は機能性重視が多数
近年、マイホームを選ぶ際、新築だけではなく、中古物件を購入してリフォームを行い、暮らす人が増加してきています。住宅業界では、今後も中古住宅市場が拡大すると予測。コストの安さだけでなく、自分の希望する地域に住めるなど、中古住宅ならではのメリットに消費者自身が目を向け始めたのでは。
住宅リフォーム推進協議会は、平成26年10月~11月の期間「平成26年度住宅リフォーム実例調査」(有効回答数1945)を実施。リフォームを行った住宅の取得年齢は、戸建ての中古住宅でみると、30代以下が32・6%、40代で24・8%、50代が6・9%。中古マンションでは、30代以下が68・4%、40代が48・3%、50代が31・3%となり、どちらも若年層での需要が高いことが分かりました(下表参照)。
リフォーム工事の目的は、「住宅、設備の老朽化」「使い勝手、好みに変更」がそれぞれ60%を超えるなど機能性が重視される一方、「高齢化対応」や「省エネ対応」は30%以下にとどまりました。
また、リフォーム工事の内容は、戸建て・マンションともに「住宅設備の変更」が79・2%とトップ。戸建てでは、設備・内装に加え、「外装の変更」や「間取りの変更」なども多くみられました。
リフォームに掛ける平均金額は756・7万円。戸建てでは100万円~300万円、マンションでは500万円~1000万円が大きな比率を占めていました。
中古住宅の性能や価値を高めるリフォーム。選択肢の幅を広げ、理想のマイホームを手に入れてください。