公開前の物件に出合える可能性も
家づくりの第一歩である土地探し。希望の物件を求めて、不動産業者を初めて訪れる人もいるのでは。シリーズ3回目は、相談の流れや選び方など、不動産業者の上手な活用法について、和歌山県宅地建物取引業協会の広報啓発委員長・武田雅博さんに聞きました。
土地を探すには、インターネットのポータルサイトや新聞折り込みのチラシ、マイホームを依頼する予定の工務店やハウスメーカーなど、情報源はさまざま。その中で、不動産業者を利用するメリットは、物件の相談から購入・契約の窓口まで、トータルでサポートしてくれること。また、「地域密着型の不動産業者なら、地元の細かい情報や土地の成り立ちについて詳しく、公開前の売り物件などに出合える可能性も」と、武田さんは説明します。
「店舗を訪れるときは、希望のエリアや土地の広さ、建てる予定の家の大きさや間取り、そして予算など、希望条件をまとめておくと物件を提案しやすいです」と武田さん。給与など1年間の収入額を証明する源泉徴収票も持参すると、借入額が明確になり、土地探しがよりスムーズに。「とはいえ、希望の物件が、その場で見つかるかどうかはタイミング」とも。「人気のある物件はすぐになくなるので、条件に合う土地があれば連絡をもらえるように、コンタクトを取り続けて」と、武田さんはアドバイスします。
不動産業者の選び方については、「各社のホームページやチラシなどの販促物を見て、『物件数の多さ』『特定の地域に強い』など、得意分野を参考に選んでは」と武田さん。「初めての店舗に行くのはちょっと心配」という人は、和歌山県宅地建物取引業協会に登録している不動産業者から探しても。「当協会のホームページから、県内の業者約700社をエリア別で探せます」。土地の売買は権利などが複雑で、「万が一、登録業者とトラブルが発生した際は、協会が無料で相談に応じています」と、武田さんは話していました。
宅建協会に登録している不動産業者は、協会のホームページを参照
宅建協会ホームページ | https://wakayama-takken.com |
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