不動産のプロが伝授、知っておきたい賃貸の豆知識⑩
引っ越しシーズンが本格化 物件下見時の7つのチェック項目

どんなに時間がなくても必ず下見を

末吉亜矢さん

末吉亜矢さん

これから春に向けて引っ越しシーズンが本格化。進学、就職、転勤と境遇は違っても家を探すのは同じ。今回は、物件下見時のポイントについて、和歌山県宅地建物取引業協会の広報啓発委員長・末吉亜矢さんに解説してもらいました。
「間取り図だけを見て物件を決めてしまうのはちょっと危険。そこで数年生活するわけですから、室内はもちろん、周辺の環境も自分の目で確かめましょう。最低3件は見て回りたいもの。効率よく物件を見るためにも、事前に不動産会社に条件を伝え、アポイントをとってから訪問して」と、末吉さんは言います。
物件の下見では、①日当たり・見晴らし②実際の部屋の広さ③天井の高さ④照明器具やエアコンなどの設備・備品⑤共用部の状況⑥音・におい⑦周辺の環境をチェック。「間取り図で窓の方向が分かっても、近くにビルがあれば日差しを遮ってしまいます。また、物件概要に『6帖』と記されていてもフローリングだと実際の広さはまちまち」と指摘。さらに、「下見の際はメジャーを持参することをおすすめします。置きたい家具が配置できるか測ったり、窓枠のサイズを測っておくと引っ越し前にカーテンも準備
できます」とも。
設備・備品は、不備があれば入居前に修繕してもらい、共用部は管理が行き届いているか、避難経路が確保されているかを確認。音・においと周辺環境については昼間と夜間と両方見ておきたいところ。「近くに工場や商業施設、飲食店があれば時間帯によって音やにおいの感じ方が異なります」と注意を促します。
ちなみに、今も昔も南向きの物件が人気ですが、「朝方の日当たりが良い東向きは朝型タイプ、夕日が差し込む西向きは夜型タイプに向いています。また北向きは、夏場涼しいので暑がりな人には向いているかもしれません。行動パターンに合わせて選んでみては」と。
※次回は2月24日号掲載

県宅建協会073(471)6000

ハウジング

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山11月30日号「和歌山県、旬の魚を訪ねて漁港巡り美しい紅白模様で際立つ甘み新鮮な足赤えびが人気の漁港」
     今年度、全国のリビング新聞ネットワークが「さかなをたべよう!」キャンペーンを展開中。リビング和歌山…
  2.  和歌山県の温泉といえば、白浜温泉、川湯温泉などをイメージしがち…。いやいや、和歌山市内にも穴場の名…
  3. リビング和歌山11月16日号「デジタル時代だからこそ 手書きに思いを込めて」
     年末といえば、クリスマスカードに年賀状、今年は手書きで思いを伝えませんか。若い世代に注目を集める…
  4. “遺言”と聞くと、“老後になってから”と考える人が多いのでは。しかし、遺言は生前対策の一つとして、…
  5. リビング和歌山11月2日号「夜空を鮮やかに彩る伝統美県下唯一の花火製造会社」
     和歌山県のものづくり企業にスポットを当てたシリーズ、「すごいぞ! 和歌山の底力」。今回は、花火作…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2024/11/28

    2024年11月30日号
  2. 2024/11/21

    2024年11月23日号
  3. 2024/11/14

    2024年11月16日号
  4. 2024/11/7

    2024年11月9日号
  5. 2024/10/31

    2024年11月2日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る