不動産のプロが伝授、知っておきたい賃貸の豆知識③ 予約をとってから訪ねて 不動産会社選びと物件見学
- 2017/6/29
- ハウジング
2、3軒は実際に足を運ぼう
家の確認と周辺環境のチェック
前回は、家探しを始める前の「予算と優先順位」について説明しました。今回は、不動産会社を訪ねるところから、物件見学のポイントを、不動産・貸しビル業「三商」の代表取締役で、和歌山県宅地建物取引業協会広報啓発委員長の末吉亜矢さんに解説してもらいます。
「まず、いつから住み始めるのかを逆算して、スケジュールを組みます。3月後半は引っ越しシーズンのため、空き物件が少なくなるので、なるべく早めに物件を探し始めましょう」と末吉さん。
住みたいエリアが決まったら、周辺の不動産会社へ。「不動産会社選びの参考として、全国ネットの大手は情報量が多いですが、和歌山県においては、小規模のところでも、地元に根付いていて、多くの物件を保持しているところもたくさんあります。スケジュールに余裕があるなら両方訪ねてみると良いでしょう」とアドバイスします。
不動産会社に足を運ぶと、家賃の相場や地域の情報など細かに教えてくれ、予算や優先順位を加味しながら、希望に合った物件を紹介してくれます。「不動産会社へは予約をとって行きましょう。予算やエリアを伝えておくと、あらかじめ物件に当たりをつけておいてくれます」と言います。
そして、気になる部屋があれば、実際に見学。「2、3軒は見ることをおすすめします。間取りや設備、日当たりなどを確認するとともに、補修してほしいところなども伝えて。必ず対応してくれるとは限りませんが、気になったまま入居すると後々後悔します。折り合いが合わないときは、違う物件を探すことも考えて」。さらに、家の中だけでなく、周辺環境のチェックも忘れずに!「生活に必要な施設がどこにあるのか不動産会社に訪ねて、自ら歩いてみましょう」と教えてくれました。
県宅建協会 | 073(471)6000 |
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