不動のレギュラーへ
その果てしない道のりは?
W杯が面白い。連日、選手たちのスーパープレーに大興奮。先発のレギュラーをつかむまで、すごい苦労をしたんだと感情移入をしてしまう。というのも、関西のテレビ界でも近年、レギュラー番組となるまでかなり苦労するからだ。
その背景には放送枠の減少が…。昔は深夜枠もあったが、放送局の売り上げ減に伴い、キー局の番組を放送するようになっているのだ。それは番組最後に流れる制作著作を見れば一目瞭然。夜の7時から深夜にかけて、在阪局で制作している枠はわずか。しかも、そこに居座るのは、ある程度成功している番組だけ。つまり、成功が見込める番組しかレギュラー枠を奪取できないのだ。売り上げに貢献するか、出演者がすごい、など視聴率以外にも成功の要素はさまざまなのだが…。そこがなかなか。だから、担当した特番なんかは第5回といった、半年に一度のレギュラーという何だか分からないことになっている。とはいえ、新たなレギュラー枠を新設となると、高額なお金が。高いレギュラー。ほんとガソリンと一緒のようだ。どこかが補助金を出してくれないかしら。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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