リフォームの目的 6割超が使い勝手の改善を

暮らしに合わせた快適な空間を

中古住宅の購入や設備の老朽化など、きっかけは違えども、より暮らしやすく快適な空間を手に入れられるのがリフォームのメリットです。
今年3月、住宅リフォーム推進協議会が2017年度の「第15回住宅リフォーム実例調査」の調査結果を公表しました(対象は2294人)。調査を参考に、さまざまな角度から、自分の家に必要なリフォームを検討してみては。
調査によると、リフォーム工事の目的は、「使い勝手の改善、自分の好みに変更」と「住宅、設備の老朽化」が、複数回答でどちらも6割超(グラフ参照)。世代別にみると、30代以下は「中古住宅の購入に合わせて」「世帯人数の変更」「相続などによる所有者の入れ替え」の割合が他の年代に比べて高く、50代~60代は住宅設備の老朽化をきっかけに老後に備えた「高齢化への対応」が多くみられました。
リフォーム工事の内容は、戸建てでは「住宅設備の変更(67・8%)」「内装の変更(67・5%)」「窓ガラス・窓サッシなどの改良(38・7%)」「段差解消、手すり設置(38・4%)」と続き、また「耐震補強工事(14・5%)」もありました。
工事の契約金額は、「100万円超え300万円以下(26・7%)」と「1000万円超(23・1%)」が多く、資金調達については、戸建ての場合、若年層ほど借入金の利用率が高く、30代以下で57・1%。逆に、40代の61・7%が自己資金でまかなっており、60代・70代では90%を超える結果となりました。
耐震補強やバリアフリーなど、リフォーム内容によっては補助金・助成金、優遇制度が設けられていることも。こまめに情報収集して、賢くリフォームしましょう。

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