不動産団体の承認を受けた業者の選択も
土地や住まいに関する疑問や悩みに、不動産のプロ集団が答える新シリーズ。和歌山県宅地建物取引業協会の広報啓発副委員長・児玉真維さんがナビゲート役を務めます。1回目は、「信頼できる不動産仲介業者選び」について聞きました。
「土地や家などの物件情報は、インターネットのポータルサイトから得る人が増えています」と話す児玉さん。そんな中、町の不動産屋さんを土地探しのパートナーにするのは、“地域密着”がキーワードだそう。「市場価格や地域の特性など、地元の情報に精通していることはもちろん、未公開の物件などニッチな不動産を扱っているのも強みです」。地元の業者だからこそ、口コミなど地域の評判や、知人からの紹介も、業者選びのポイントにつながるとも話します。
ちなみに、「不動産業者のほとんどは、開業時に公益事業を展開する不動産団体に加入するのが一般的」と、業界の事情を話す児玉さん。「和歌山県では、宅地建物取引業者の約85%が和歌山県宅地建物取引業協会(宅建協会)に加盟しています」と説明します。
宅建協会では、宅建業者が消費者に対して誠実な取引を行うよう、サポート体制を構築。「例えば、法改正など不動産関連の最新情報を、研修会などを通して協会員に提供しています」。また、協会員のさらなるスキルアップを目指し、「宅建マイスター」「公認不動産コンサルティングマスター」「賃貸不動産経営管理士」の資格を有する、「エキスパート資格者制度」を創設しています。協会員の事業所やエキスパート資格者の在籍店は、協会のホームページ内に掲載。「所在地や連絡先も記されているので、不動産を購入したい地域から業者を選ぶのもいいですね」
また、同協会は一般に向けた無料相談窓口も開設。「土地や建物の悩みから不動産業者とのトラブルまで、専従相談員が無料で話を伺います。弁護士による無料相談も受け付けています」。詳細はホームページを参照。

児玉真維さん
宅建協会に登録している業者や無料相談の詳細は協会のホームページを参照
ホームページ | https://wakayama-takken.com/ |
---|
関連キーワード