ハウジングナビ ~よりよい暮らしのために~
- 2019/1/10
- ハウジング
イマドキの設備機器【キッチン】
機能面の向上と収納力
天板素材や立体シンクも注目
新築やリフォームで欠かせない水回りの設備選びに役立つ情報を伝える「イマドキの設備機器」。今回は、 最もこだわりたい部分の一つ、キッチン。LIXIL(リクシル)和歌山ショールーム(和歌山市三葛)を訪れまし た。スライド式収納やメンテナンスの簡単さなど、従来に比べてどの製品も使いやすさが向上しているところ に注目です。
同社によると、和歌山県内ではゆったりとした住空間を確保する人が多く、I型の対面式キッチンが人気とも 。「最近は収納と手入れの手軽さが重視されています。当社では立体構造のキッチンで大容量の収納にも対応 。吊り戸棚を設けずに広びろとした空間がつくれます。引き出しはテコの原理を応用して楽に開閉。内部が一 目で分かるので便利です(写真①②)」と説明。
天板の素材はステンレスや人造大理石に加え、セラミックが登場。「鍋敷きなしで熱いフライパンをそのま ま置けたり、まな板代わりに使えたりと、熱や傷に強く、汚れが落ちやすいのが特徴。焼き物ならではの質感 で高級感もあります」と話します。
シンクは立体的に使うのが今風。2段レーンでプレートと水切りの板が置け、調理スペースの延長として使用 (写真③)。レンジフードも改良され、掃除がより楽になっています。グリルはIH(電磁調理器)かガスを 選択。どちらもスイッチ一つで火加減を自動調節できるなど機能が増え、中にはスマートフォンと連動し、調 理メニューに合った温度や時間設定ができる製品も。「機能やサイズなど、気になることがあればショールー ムで相談を」とアドバイスしています。