デートDV・性暴力防止啓発劇「恋愛人形と7人の悪魔たち」をDVDに収録

県内高校などに配布、ユーチューブでも公開中
和歌山県が、デートDVや性暴力防止を啓発する取り組みの一環として、昨年度「りら創造芸術高等学校」（海草郡紀美野町）と連携し、オリジナルの啓発劇を創作。脚本・演出・監督を同校の山上祐輝教諭が手がけ、生徒たちと卒業生が演じる「恋愛人形と7人の悪魔たち」が完成し、お披露目公演を今年1月に実施しました。公演には定員を上回る申し込みがあり、立見席を設けて約200人が完成した劇を鑑賞しました。

関心の高さを受け、県はこのほど啓発劇を収録したDVDを製作。和歌山県内の高等学校や大学、支援学校、性暴力防止に向けた活動をする県内の団体に配布するとともに、県や市町村の窓口で貸し出しを開始しました。また、ユーチューブにもアップし、より多くの人が鑑賞できるようになっています（下記参照）。

啓発劇は、デートDVについてファンタジーの世界をモチーフに描かれ、登場する悪魔たちが恋愛の練習をしながら、デートDVについて知り、学ぶストーリー。幸せな恋愛のために「大切なことは何か」を伝えます。劇は同校の生徒たちの意見も取り入れながら制作されており、現役高校生たちがリアルな思いも込め、演じています。