テレビ番組も
ご長寿の時代に突入!?
ホテル街近くで働く友人から最近、「昼間からホテルに入る高齢者カップルを多く見かける」という話を聞いた。確かに、昼間のスポーツクラブ、病院、カラオケ、どこでも高齢者だらけだ。今や日本の総人口の4人に1人は高齢者だとか。そりゃ多いはずだ。番組もそのニーズに応えなければいけない。ゆったりとした編集、見やすい文字情報、ネタの選択、全てシニア向けへシフトした。そのおかげか、僕の担当番組はどれもご長寿で、平均10年以上。が、周りを見渡せば、まだ新人同然だ。「ほんわかテレビ」(YTV)は26年目、「おはよう朝日です」(ABC)も40年目を迎えている。他にも、「探偵!ナイトスクープ」や「新婚さんいらっしゃい!」(共にABC)だってある。中でも、最年長が「よしもと新喜劇」(MBS)。放送開始は1962年で、55年以上。関西お笑い文化の礎を築いた番組だ。ちなみに、関西だけでなく、日本一のバラエティーご長寿番組らしい。そういえば、このコラムも今回で100回目。百寿かぁ…と思うが、業界内では、まだまだ青二才。お祝いは当分、先になりそうだ。
※次回は12月8日号に掲載
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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