テレビ業界都市伝説
数字が良いのになぜ終わる?

テレビのツムジ

テレビ業界都市伝説
数字が良いのになぜ終わる?

関西のテレビ欄がこの春、大きく変わる。20年以上続いた「ちちんぷいぷい」(MBS)がコロナ禍で終了。残念だが、視聴率が芳しくなかったので致し方ない。だが、どの局のどの番組とは言わないが、同時間帯でトップの視聴率なのに終わる番組がある。その裏に何があるのか? 当該番組のスタッフではないので詳しくは分からないが、勝手に推測してみよう。一つは、スポンサーだ。問題発言や内容などで、スポンサーが付きにくい番組があることにはある。ただ、視聴率トップなら文句を言われることもないだろうが。もう一つは、放送局側にうま味が少ないということ。長年の慣習で、タレント事務所や制作会社の影響力が大きく、局の利益が少ない点が挙げられる。とはいえ、放送局の顔にまで育てた番組。利益が少なくとも、続けるべきと思うのだが。とにかく理由が不透明すぎて、番組スタッフはたまらないだろう。視聴率を取って、なぜ打ち切りなのか。そばから見ていても指針はどこへ?とも思う。今後は会議で、視聴率なんかより、番組別売上表が配られる日が近いかもしれない。

テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける

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