コロナ感染からの復帰の舞台
こんなときだからこそ笑いと涙を
- 2021/6/17
- コーナー
- LIVING Selection in 和歌山
NHK連続テレビ小説『おちょやん』の主人公モデルとなり、今注目が集まる劇団「松竹新喜劇」をの代表を務める3代目渋谷天外さん。自身も撮影所の守衛役で出演。2代目天外を演じる成田凌くんに対して、「親父ってあんなにカッコよかったかな~」とツッコミます。
和歌山県に住み始めたのはもう20年以上も前。白浜町を拠点に芸能活動を続けています。「初代天外は九度山町出身。その血を引いているからか、和歌山ののんびりとした気質が自分にはよく合っている」のだそう。でも、セリフを覚えはじめると一気に“ピリッ”とモードに。「オンとオフとではまるで別人」と言います。
新型コロナウイルスの感染拡大でさまざまな制約が伴いつつも公演を続ける中、今年1月に自身が感染。一時は集中治療室で酸素投与を受けたほど。「今も手がこわばったり、息切れがしたり、これがコロナの後遺症か年のせいなのかわかりませんけど…」と不安を抱えながら、約半年ぶりとなる“復帰の舞台”に向けて準備を進めています。演じるのは新作喜劇『一休さん』の将軍。藤山扇治郎さん扮(ふん)する青年期の一休に絡んでいきます。「笑いと共感の涙の松竹新喜劇。京都までちょっと遠いですけど、こんなときだからこそ、心の中にたまっているストレスを発散させに来てください !」
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