リビングを大きく取った3LDKも人気
和歌山県でマイホームというと、一戸建てをイメージする人が多いのでは。そこで「マイホームの選択肢」シリーズでは、一戸建て住宅に焦点を当て、その種類と特徴を解説しています。今回は「建売住宅」について、多くの新築分譲地を保有する「幸福建設」(和歌山市太田)の営業部・小南昭悟主任に聞きました。
「建売住宅は土地と家がセットで販売されています。外観や仕様は各社の規格通りに決まっていて、標準的な設備があらかじめ付いているものが多いです」と小南さんは説明します。多くの物件が夫婦に子ども2人の4人世帯に想定され、間取りは4LDKが主流。車2、3台の駐車スペースがあり、「完成物件であれば即入居も可能です」とも。
そして、建売住宅の最大の魅力は価格。「土地や建材をまとめて購入し、施工を標準化して工事費や人件費を抑えるなど、さまざまな工夫で高いコストパフォーマンスを提供しています」。同じ建売住宅でも微妙な価格差が出るのは、立地や土地の広さが理由だそう。
建売住宅の最近のトレンドは…? 「ここ数年は3LDKも好評ですね。1階をLDKだけにした、開放的な生活空間が人気です」。また、単身世帯やひとり親世帯、シニア世帯などには、2LDKの平屋タイプも人気だとか。「弊社の場合ですが、コロナ禍で他府県の方が別荘感覚で購入し、ワーケーションのように利用するケースも」と小南さん。
建売住宅を購入するときのポイントについては、 「まず、通勤や通学の利便性などから購入エリアを決めて、予算や世帯に合う物件を探しましょう。性能やデザイン、間取りは会社により異なるため、見比べてみるのもいいですね」とアドバイス。カーポートなどの外構や太陽光電池などの設備、メンテナンス保証などのオプションも選択の条件になるのでは、と話していました。
関連キーワード