ガーデナーがコツを伝授
初めての寄せ植えで
花と緑を感じる暮らしを

「三角形」「草丈」ルールでセンス良く

寒川店長が解説しながら作った寄せ植え。ネメシア、オステオスペルマム、ラベンダーと、今植えて秋まで楽しめる花ばかり

 季節の花を身近に置いて、日々の暮らしに四季の彩りを。ガーデンセンター「ガーデナーズジャパン海南店」(海南市南赤坂)の寒川渓太店長に、初心者でもセンス良く仕上がる、寄せ植えの基本とコツを聞きました。

まずは、花選びのポイントから。「花の咲く時期をそろえると寄せ植えを長く楽しめますよ」と、説明する寒川店長。今から秋まで開花する寄せ植え向けの花には、ペチュニアやカリブラコア、サフィニアなどがあります。「同系色でまとめれば統一感が出ます。リーフを加えたら、草丈の高低差が出て、より立体的な仕上がりに」とも。

花が決まったら、鉢に植え付けていきます。「鉢は根まですっぽり入る深さのものが根が張って育てやすいです」。通気性をよくするために鉢底石を敷きますが、鉢の容量の10分の1ぐらいが目安。その上に鉢の3分の2程度まで用土を入れます。「初心者には市販の花・野菜用培養土がおすすめ。肥料の配合や成分により価格が異なります。500~1000円のものを試して」。開花を促進させる肥料、“元肥(もとごえ)”も混ぜましょう。

次に根詰まりをほぐした苗を入れます。「このとき、出来上がりをイメージしながら苗の配置を決めましょう」。センスの良い寄せ植えにするには、 “三角形”がキーワード。「後方に背が高くて目立つもの、手前や周辺に草丈が低いもので三角形を作ると、バランスのよい構図に」。3株や5株など奇数株で植えると花が重なりにくく、見栄えがよくなります。最後に培養土を足し、指でつついて土が下がらない程度に表面を固めれば完成です。

日常の手入れで気を付けたいのが水やりです。「土の表面が乾いてきたら、鉢底から水が流れるまでたっぷりあげて」。咲き終わった花殻も早めに摘みます。「花殻を放置すると種の発育に養分が取られ、花が咲きにくくなります」。プロが伝授するちょっとしたコツで、オシャレに仕上がる寄せ植えづくり。この春、挑戦してみませんか。

ハウジング

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山11月30日号「和歌山県、旬の魚を訪ねて漁港巡り美しい紅白模様で際立つ甘み新鮮な足赤えびが人気の漁港」
     今年度、全国のリビング新聞ネットワークが「さかなをたべよう!」キャンペーンを展開中。リビング和歌山…
  2.  和歌山県の温泉といえば、白浜温泉、川湯温泉などをイメージしがち…。いやいや、和歌山市内にも穴場の名…
  3. リビング和歌山11月16日号「デジタル時代だからこそ 手書きに思いを込めて」
     年末といえば、クリスマスカードに年賀状、今年は手書きで思いを伝えませんか。若い世代に注目を集める…
  4. “遺言”と聞くと、“老後になってから”と考える人が多いのでは。しかし、遺言は生前対策の一つとして、…
  5. リビング和歌山11月2日号「夜空を鮮やかに彩る伝統美県下唯一の花火製造会社」
     和歌山県のものづくり企業にスポットを当てたシリーズ、「すごいぞ! 和歌山の底力」。今回は、花火作…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2024/11/28

    2024年11月30日号
  2. 2024/11/21

    2024年11月23日号
  3. 2024/11/14

    2024年11月16日号
  4. 2024/11/7

    2024年11月9日号
  5. 2024/10/31

    2024年11月2日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る