エンタメ化する選挙特番
当選確実なのは?
参院選の投開票が行われる7月10日。その2週間ぐらい前から、各局はいわゆる選挙対応の取材をスタッフへ共有する。背後に候補者ポスターが写らないようロケをする、特定の政党だけ多く紹介しないなど、細かな決まりが。これは、選挙期間には「すべての政党をできる限り公平に扱う」という原則があるからだ。また選挙特番も近年、変わりつつある。若年層へ向けて、エンタメ化しているのだ。今回もMCを担うのは、爆笑問題・太田光、櫻井翔、EXIT(イグジット)など、バラエティーにも出ているタレントたち。彼らが政治に疎い視聴者目線で、政治家にズバズバ切り込んでいく。ちなみに、昨年の衆院選特番は、民放の視聴率トップは日テレで、テレ東が2番手と大健闘。TBSとフジは最下位を争っていた。今回もテレ東・池上彰が、鋭く政治家を斬るのか。爆笑・太田が炎上覚悟で突き進むのか。でも、いくらエンタメ化しても、最後に笑うのは中高年層に圧倒的な支持があるNHK。やはり選挙も選挙特番も中高年が鍵ということだろう。若者の皆さん、政治に興味を持って選挙へぜひ。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
関連キーワード